夢物語
「あと1時間45分〜?まだまだやん・・・」
長いなぁ・・・
「そうかぁ〜?すぐだと思うケドな?」
「まぁ、移動時間を考えるとすぐだと思うケドさ・・・」
はやく時間になってほしいような
ほしくないような・・・
不思議な感じ。
「ねぇ・・・告白現場見に行ってもい?」
「え?!」
突然の菜月の質問に素直に驚く
と同時に顔が赤くなっていくのがわかった。
「全然い〜よどっちかといえば来てほしいし?」
たくさんいたほうが心強いし・・・・・
「やったんぢゃ、お邪魔させて頂くわぁ」
許可を得て喜ぶ菜月。
ぷっ・・・・可愛い
それからしばらくしゃべってカラ本屋に行った。
「今何時だろ〜?」
なんとなく時間が気になって、
壁にかかっている時計に目をやる。
「っもう5時だ」
どうしよぉ〜〜〜もうすぐだ・・・
「ど・・・どうしよ〜やっぱり告白なんて出来ない〜〜〜(泣)」
「何今更・・・」
菜月が慌てるあたしの姿を見て微笑む。
「だってぇ〜(泣)ムリだよ〜今すぐ消えちゃいたい(泣)」
「大袈裟だな〜大丈夫だって祐乃なら付き合えるってぇ」
「・・・〜っそうかなぁ・・・?できるだけ頑張ってはみるケド―・・・」