夢物語
バタバタバタバタッ
「ちょっ祐乃〜〜〜」
奈央が呼んでる。
だけどそんなの耳に入らない。
ただ・・・・恥ずかしくて誰もいない自分のクラスに戻った。
「はぁ・・・はぁ・・・」
松井の顔見たら昨日のコト思い出しそうで・・・
松井はホントに何事もなかったかのように
いつも通りに接してくれるカモしれない・・・
でも―・・・どうしても恥ずかしい
「はぁ・・・はぁ――・・・」
おかしい・・・
今までどうやって松井と接してきた?
――どうやって・・・
ペタ・・・・・・・ペタ・・・・・・
ビクッ
廊下に足音が響く。
「まつ・・・い?」
今教室に向かってきているのは・・・?
ペタ・・・・ペタ・・・・ペタ
どんどん近づいてくる・・・