夢物語

ﾄﾞｷﾝｯﾄﾞｷﾝｯ

なんか最近、松井にﾄﾞｷﾄﾞｷしっぱなしだな･･･

「もしもし松井？」

『あ〜神崎か？』

「うん。そうだよ」

ﾄﾞｷﾝｯﾄﾞｷﾝｯ

心臓の音･･･聞こえないかな？

何ｶﾗ話せばい−んだろ･･･頭ん中真っ白だ。

ﾄﾞｷﾝｯﾄﾞｷﾝｯ

言わなくちゃ。
聞かなければ、何も変わらない―･･･

「･･･ねぇ松井？」

少し沈黙が流れたあと、あたしｶﾗ話した。

『ん･･･？』

「告白の返事ききたいんだｹﾄﾞ･･･」

『あぁ。昨日のか』

ﾄﾞｷﾝｯﾄﾞｷﾝｯ

覚えててくれたんだ―･･･

いつも通りだったｶﾗ忘れたのかと思った。

「うん。松井はうちのｺﾄどう想ってるの？」

『え･･･どうって･･･』

「付き合える？」

思い切って、きいてみた。

『ｺﾞﾒﾝ･･･それは無理。』

ﾄﾞｸﾝｯ

現実的な答えに、心臓が大きく跳ねる。

「な･･･何で？」