夢物語
2.新たな恋
あれカラ松井と千晴は付き合ったままで、
それでもあたしは告白をしたけれど
本命の彼女に勝てるわけもなく、振られたまま。
そして、夏休みが過ぎ少し肌寒い頃になってきた――・・・
「今日、帰ったらすぐ駄菓子屋で待ち合わせね−☆」
今日の放課後、奈央と菜月の3人で遊ぶ。
場所は、最近よく行く駄菓子屋。
「んじゃ、バイバーイ♪」
「またあとで−♪」
2人と別れ、すぐに家に向かう。
「よしっ!準備完了♪」
ガチャッ
「行ってきま−す♪」
はっやく♪はっやく♪
この時はまだ気づかなかった。
これカラ向かう場所で恋をするって・・・
新しい・・・恋が芽生えるなんて―・・・
キキィ――
「やっほ〜♪遅れてゴメーン(汗)」
「も〜遅いよ!!」
奈央がちょっと起こり気味。
「あは♪ゴメンゴメン!」
「よしっ!中入ろっかぁ?」
菜月が言い出して、中に入るコトになった。
ガラガラガラッ
「はい☆かごだよ♪」