夢物語
ガサガサッ・・・ピリッ、パクッ♪
「ん〜おいひっ・・・」
3人で、買ったお菓子を食べながら話していると、
お店の前のマンションカラ同じ年くらいの女の子がやってきた。
「あれ、菜月・・・?と、奈央?」
ピクッ
――・・・ん??
「・・・!!久しぶり♪」
奈央と菜月の顔がパァッと明るくなる。
向こうカラやってきたのは、2人と同じ小学校だったけれど
中学でわかれてしまったという少し小さめの女の子。
・・・あれ?この子・・・どっかで・・・
――あ!!
この前、アピタにいた子だ!!
「今ね、4人で遊んでたトコなんだ♪
あ、たかしもいるよ〜(笑)」
「ほんとッ?!」
2人の顔はさっきよりも、明るくなっている。
バタバタバタ
3人は、道路を横断してマンションへと走って向かった。
「ちょっ・・・待ってよ!
どこ行くの〜?」
どうやら、3人の通っていた小学校では
住んでいる地域によって、中学が2つにわかれるらしい。