オシャレの方法

それからは…魔法みたいだった…





綺麗にカラーされた髪。





はじめてのパーマにロングヘアー。





「………」





顔には薄くお化粧までしてくれて………





「私じゃないみたい…」




「勝也の妹ってところで美人なんだから…自信もってよ。湊ちゃん、すっごく可愛いよ。」




「…………ありがとうございます、」





「俺の彼女にしたいぐらい…」





「えっ？！？！」




「冗談だよ。もう、こんな時間だ…早く帰らないとね。」




「あ、はい。」




颯大さん…飄々と冗談だって言うから…わからないよ。




でも…本当…




わたし、かわった。




これだったら太一も…少しは女の子として見てくれる？