残響∮

再会

碧と会って2週間がたった

相変わらず、学校はうるさい
ひどい時は頭痛がするくらいだ

特に、クリスマスが近いせいか、騒がしい

ここにキツくなり、授業中にも関わらず私は席を立ち教室から出て行った
教師はもう何も言わない
私が出て行くことよくあるからだ



校舎の屋上へ続く扉を開けた

屋上には誰もいない

だから、ここが私は気に入っている

制服の汚れも気にせず、寝転ぶ

あの時の碧の言葉を思い出すが…
最近はあれは夢か何かだったのではと思っている
あまりにも碧の存在は違和感を感じる
とうとう、私の頭がイカレてきたようだ
このまま、その異変が全身に回り身が滅びたらどんなに楽か…
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