残響∮
私のそんな思いとはうらはらに…

あれは、現実だと知らしめられた


その日はいつもより遅くまで学校いた。

だから、学校からの帰り道、辺りは暗くなり空気は冷え切っていた。


後、一つ路地を曲がれば、アパートに着く。


突然、周りの街灯の電気が消え、真っ暗になった。


目の前に一つの黒い影が現れた…

影が私の方に振り返った。


「やあ、また会ったね」


この声は…
碧だ

「君を迎えに来た。君にはここは似合わないよ。」


「似合うも何も…
私の居場所はここしかないよ……」


「あるさ。」

碧はニコっと笑ってみせた

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