残響∮

謎の少年

私は12月の寒い中、近くのスーパーまで向かう。

私の家は通っている高校のすぐ近くに位置している。

そのため、私と同じ高校の制服をよく見かける。

今時珍しく、女子は紺のセーラー服で、男子は黒の学ランだ。

今日も、いつも通り学校の生徒を何人か見かけた。


程なくして、目的のスーパーに着いた。
私はまた、いつも通り必要なものだけをカゴに入れ、レジへと向かう。

そして、お金を払い、買い物袋を持ってスーパーから出る。

そう、いつもと変わらない。

そのはずだった…





私はスーパーから家への道を歩いていた。


すると、買い物袋を持った手と反対の腕をガシっと何者かに捕まれた…

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