愛してほしい。~ホストのリアル~
「へぇ、なんか面白いですね。そういう金持ちな客にはどんな接客をしたらいいんですか?」
「普通の客と変わらないよ。姫扱い」
「え? そうなんですか?」
「うん。癒されに来てるわけじゃないけど、一応金払ってるからね、手抜きはなし。そんで、打ち解けて相手の性格がわかってきたら、営業形態を決める」
「……あの……営業形態って何ですか?」
「あー……オラオラ営業とか色恋営業とか聞いたことない?」
「聞いたことはありますけど……詳しい内容まではわかってません」
「そっか。じゃあ――あとは流星に聞いてくれ」
そう言った代表の視線が、俺ではなく、俺を通り越した後ろに向けられているのがわかった。
「普通の客と変わらないよ。姫扱い」
「え? そうなんですか?」
「うん。癒されに来てるわけじゃないけど、一応金払ってるからね、手抜きはなし。そんで、打ち解けて相手の性格がわかってきたら、営業形態を決める」
「……あの……営業形態って何ですか?」
「あー……オラオラ営業とか色恋営業とか聞いたことない?」
「聞いたことはありますけど……詳しい内容まではわかってません」
「そっか。じゃあ――あとは流星に聞いてくれ」
そう言った代表の視線が、俺ではなく、俺を通り越した後ろに向けられているのがわかった。