愛してほしい。~ホストのリアル~
「美咲です! あのっ、俺、流星さんの下につくみたいで」

「マジぃ? 代表、俺なんかでいいんですか? この子絶対に売れるはずだから、代表が直接指導した方がいいと思いますけど」

俺から代表へと視線を移した流星さんは、代表に向かって何とも嬉しい発言を口にする。


俺が――売れる?

その自信はあったけど、ナンバーワンに言われて胸が躍らないわけがない。


「売れそうだから流星に頼むんだろ。俺が指導したらオラオラ、色恋、枕しか叩き込まねぇよ」

「ハハッ、確かにそうですね。わかりました。俺が責任持って育てます」


そう言って再び俺へと視線を戻す流星さん。
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