愛してほしい。~ホストのリアル~
そして、「じゃ、とりあえずキャッチから教えるか」と言って背を見せると、店の出入り口に向かって足を進める。
俺は代表に軽く頭を下げ、流星さんの後を追って繁華街に繰り出した。
大学生の頃は友達と飲む時だけ来ていた繁華街は、ホストっていう肩書きを得られただけで、全く違う世界に思えた。
親父がキャバクラの経営をしているにも関わらず、店の女と接したことがなかった俺は、繁華街に来て綺麗なキャバ嬢とすれ違う度に、「マジヤりてぇ!」って思ってた。
だけど今この瞬間の俺は、「どの女を引っ掛けよう」って――品定めするみたいな気持ちで、繁華街を歩く夜の女を眺めてる。
俺は代表に軽く頭を下げ、流星さんの後を追って繁華街に繰り出した。
大学生の頃は友達と飲む時だけ来ていた繁華街は、ホストっていう肩書きを得られただけで、全く違う世界に思えた。
親父がキャバクラの経営をしているにも関わらず、店の女と接したことがなかった俺は、繁華街に来て綺麗なキャバ嬢とすれ違う度に、「マジヤりてぇ!」って思ってた。
だけど今この瞬間の俺は、「どの女を引っ掛けよう」って――品定めするみたいな気持ちで、繁華街を歩く夜の女を眺めてる。