愛してほしい。~ホストのリアル~
「ヤッたら客自身に担当ホストへの独占欲が湧いてしまってさ、指名が被ってる他客に対して嫉妬心が強くなるんだよ。んで、嫉妬するのに疲れたら、他店のホストに安らぎを求めようとする。そうなったら完全に終わり。他店に持っていかれる」
「……女って怖いですね」
「女っつーより、俺は人間自体が怖いよ」
吐き捨てるようにそう言って、吸っていた煙草を地に落とした流星さんは、踵で火種を踏みつけ、すぐに二本目を吸い始める。
「あと、色をかけて作った恋人のことを色カノって呼ぶんだ。それと、住む家が欲しくて作る恋人は家カノ。金落とさなくてもいいから、とりあえずヤりたいだけで付き合う恋人は趣味カノ」
「うわ……ホスト側もけっこうエグイ……」
「……女って怖いですね」
「女っつーより、俺は人間自体が怖いよ」
吐き捨てるようにそう言って、吸っていた煙草を地に落とした流星さんは、踵で火種を踏みつけ、すぐに二本目を吸い始める。
「あと、色をかけて作った恋人のことを色カノって呼ぶんだ。それと、住む家が欲しくて作る恋人は家カノ。金落とさなくてもいいから、とりあえずヤりたいだけで付き合う恋人は趣味カノ」
「うわ……ホスト側もけっこうエグイ……」