抱きしめて。。。
二時間後~

あーお腹減ったな。。。
もう9時かぁ。。。
。。。あいつは何してんのかな?随分静かだけど。。。

カチャ。。。

「。。。いない?」

スー、スー、

あ。。。寝てる。
。。。めっちゃ綺麗な顔してるなぁ~。
あっやっぱり、雄大さんに顔ちょっと似てるかも。。。

そういえば、年近いって言ってたけど、いくつなんだろう。。。
「。。。ん?」

「っ!」

「。。。やっと機嫌治ったみたいだな。愛菜お嬢様」

「っ別に!」

「腹減ったんだろ?それとも、俺の寝顔に惚れちゃって~とか?」

「っバカじゃないの!お腹減っただけです!」

「はい、はい、お嬢様何作るかな」

「いいわよ!私自分でやるから!」

「お手伝いさんですから」

「。。。あれ、これ」

「あ~冗談半分で書いたから捨てた」

「え?」

「約束はなし~。あ、でも門限はちゃんと守れよ。
梨子さんからそれだけは守る様に言われてるから」

「わかった」

「あれ、さっきより素直だな」
「いつもです!」

。。。思ってたより、いい奴?いやいや、まだ油断は。。。
でも、1週間だし仲良くしてもいいかな。。。


この時もう、俊也に惹かれはじめていたのかもね。。。
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