抱きしめて。。。
私はおばぁちゃんの家に行く事になった。
お姉ちゃんはまだ病院を移れないから、しばらくはお母さんと雄大さんが交代でお姉ちゃんを見る事になった。

私は、学校には退学届けを郵送で送った。
事情が事情だから、仕方なかった。
。。。高校はどうするか、正直迷っていた。

また新しい場所でやっていく事にも不安があったし、正直夢もないし、このまま田舎でいるなら学歴なんていらないし、おばちゃんの農家でも手伝ってく。。。?
でも、お姉ちゃんみたいに1人暮らしして、東京でやってみたい。。。

でも。。。まだ頭の整理がつくはずもなく将来の事なんて考えられなかった。

お母さんは私に学校は行きなさい。って、おばぁちゃんも同じ。
そうだよね。。。

明日私はおばぁちゃんの所に行くって決まった事を、お姉ちゃんと雄大さん、そして。。。俊也に伝えた。。。


「。。。そっか、愛菜ちゃん行くんだね。。。」

「。。。はい」

「俊也。。。は?」

「俊也にも話します。お世話になったので。。。」

「そっか。。。寂しくなるね」
「。。。雄大さんはいつまでお姉ちゃん所に?」

「。。。俺は。。。まだ離れられそうにないよ。男らしくないけど、一秒も
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