運命の扉
「…」

なにだまたんの?



やってらんない。


私はその男子をおいて教室に戻った。

「ねぇ、そこの小さいの!」
階段の上の方から声がした。
「はぁ?」
こいつなに?
小さいのとかウザッ

「俺と付き合おっ」
………。
「罰告?だったらうざいからやめて。」

「…。」
やっぱり罰告なんだ。

教室かえろっ
いきなり腕をつかまれた。

「おいっ」
うるさいなぁ
「なに…ょ…んっ」
なに?この感触…。
柔らかい。キス?
ほっぺに触るサラサラの髪。
心地よかった
「…。」
「顔赤いよ。」
ふっと彼は笑った。
よく見たら、
サラサラの髪で
前髪が少し長くて
前髪で少し隠れた目
髪が似合わない顔で
整ってるとは言いにくい
普通の顔。
160㎝~170㎝くらいの
高い背


なんかずっと見ていたい気分…。
「惚れた?」
はぁ?
「ありえないんですけど」
そぅ。ありえない。
こんな会ってすぐにキスするような
チャラ男。
私も嫌だし回りも反対するに決まってるんだから。
「もぅ私の前に現れないで。」
こうでも言わないと、またキスして来そうで…

私はその場から走って逃げた。



< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop