アリス部☆★
「部活・・・紹介ですか?」

「そう、部長さん達が各部活を紹介してくれるの。」

「先輩は、何部なんですか??」

なんか、吹奏楽部にでも入ってそうなオーラだけど。。。

「私、何も入ってないのよ。」

えーーーーっ!

「そーなんですか?」

「うん、なんか仕事があってなかなか時間がないのよねw。」

「会長ということもあって、苦労するんですよね。」

「何かいい部活でもあったら紹介してくれる?」

先輩は笑いながら言った。

「は、はい!」

私も笑う。

・・・としゃべっていたら、また時間が来て。

「あ、ここ。私の家なんです。」

「へぇ~、広いのね!」

「いやいや、そんなことないです!」

笑って否定。

「フフッ、じゃあ明日。」

「さよならっっ!」

軽くお辞儀をした。

先輩の姿がすぐに見えなくなってしまって・・・・。

「今、何時だ?」

家の前で携帯を見た。

「ご、5時59分!?」

あわてて家の中に入った。

_ガチャンッ!

「た、ただいまーーー!」

「お母さん、丁度6時だよ。」

「合格。」

そう言って、私の手にハンコを押した。

「って、何してるのwww!?」

私の手には「合格」というハンコが。

「いやぁ、押すのにハマっちゃってねー。」

ねーって何!

「お母さん、本当に子供だよねぇ~。」

年はもうハンパなくおばさんなのに!

37だよ!?

「いいじゃない、人生は楽しむことが優先よ。」

・・・・その言葉聞いたの、8回目。

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