虹が運んだ初恋


彼はくっくっと笑い、


「カゼひくから、これまいてな」


と、今返したばかりのタオルを


あたしの首にまいてくれた。


あたしは、さらに勇気を出すことにした。


「あ、あの・・・・
 これからも毎日、
 見にきてもいいですか?」


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