たいむりみっとらぶ [中編]
カウントダウン
それは、なんてことない普通のお昼休み。
「あー!つまんねぇ!なんか楽しいことねぇのかよ!」
「うるせーな。つまんねぇっていうなら、お前が何かして俺らを楽しませろよ!」
「まぁまぁ二人とも!…お!志摩さんだ!今日もお美しい…☆」
「は?誰?しま?」
「何―っ!?お前まさか、志摩さんを知らないのか!?」
「だったらなんだよ!」
「やめとけ。モテる男は違うんだよ。な?」
「だから誰だよそれ。」
「…モテ男は置いといて…。
またあの冷たい感じがいいよな〜!」
「あのルックスで、浮いた噂一つなしってゆーのもすげぇよな!」
「泣いた男は数知れず…ってな!」
「へ〜!そんなにいい女なわけ?」
「…なに?お前ほんとに知らないの?」
「さっきからそう言ってんだろ。」
「おっどろいた―!この学校で志摩さんのこと知らない奴いるんだな!」
「あぁ!ま、モテ男さんは別に女に困ってないだろうしな〜。ちっ」
「わかってんじゃん!だから早く誰だか教えろって!」