たいむりみっとらぶ [中編]
2日目
「成海〜!おはよぉ〜」
「あ、成海じゃん。おはよ!」
朝から、歩けば色んな女に声かけられる。
「お!成海!お前昨日どうだったんだよ!」
その女たちをかき分けて、友達の倉川が俺のところへ来た。
「昨日…?あぁ。別に。つか、お前約束忘れてねえよな?」
俺は倉川を見てにやっと笑う。
「忘れてねぇよ!…ってはぁ!?成海…まさか、お前!」
俺を指して口をぱくぱくしている。
「お前があんなこと言ってっから、どんな難しい女かと思えば…。なぁ?」
そう言うと、倉川は俺をがしっと掴んだ。
「まじかよ!?お前…あの志摩さんだぞ!?…成功、したのかよっ!?」
よっぽど信じられないのか、今までにないくらい興奮してる倉川。
「ま、キスはまだだけど。あれは時間の問題だな♪精々1ヶ月、楽しませてもらうよ!確かにルックス最高だしな♪」
「いや〜っ!最低!女の敵っ!」
倉川はいきなり裏声でそんなことを言う。
「はぁ?元はといえばお前が言い出したんだろーが。」
「それは!志摩さんなら成海を叩き潰してくれると思ったからじゃん!
話が違ぇよ!」