たいむりみっとらぶ [中編]
「成海!もう離してあげなよっ」
「そうそう!からかったら可哀想だってー!」
「しかも志摩さんでしょ?成海には無理だって〜!」
あははは…と、笑う女の子たちに
「ごめんね、みんな♪」
と大賀くんが言った。
何を謝るのかと思ったら。
「俺の彼女の志摩優月ちゃん♪
仲良くしてあげてね?」
そんなことを言った。
…彼女?
今…彼女って言った…?
『…行くよ』
そう言われてぐいっと立ち上がらされて。
「じゃあまたね〜☆」
呆然としてる女の子たちを置いて、颯爽と歩き出した。