たいむりみっとらぶ [中編]
「うっわ〜。今の聞きました?認めましたよ?自分で。」
「こいつの場合も、泣かせた女は数知れず、だからな。」
「そんなにいねぇよ!…多分」
「……はぁ。―あ!うわっやっべ!いいこと思いついちゃったわ!!」
「なになに!?」
「この自意識過剰男の鼻をポッキリ折ってやろう作戦!」
「うわ!楽しそう!何すんだ??」
「…お前ら友達じゃないのかよ。」
「ルールは簡単!そうだな…。この1ヶ月の間に志摩さんとキスする!ってのはどうだ?」
「ぶはっ!絶対無理だわ!いくらモテ男でも志摩さんじゃ無理だろ!ははは…!」
「だよな〜!いい暇つぶしだと思ったんだけどな。」
「…勝ったら?」
「「………は?」」
「だーかーら。その しま、とかゆー子とキス出来たら何してくれんだよ。」
「…わははは!ありえねーっ!冗談だよ冗談!」
「今まで誰が告白しても玉砕だぞ?無理だよ無理!」
「でも俺はまだしてない。だろ?」
「そりゃそうだけど…。」
「よし、けって―い!俺が勝ったらお前ら何でも奢りな!」