たいむりみっとらぶ [中編]
6日目
あのあと。
無事!アドレスをGET!して、少し話をした。
この休日は、大賀くんがメールをくれて、そのメールをどきどきしながら返信したりしてて…
「超しあわせ…♪」
思わずにやけながら口から出ちゃった。
「のろけはんたーいっ!」
隣では美香がむすっと座ってる。
でも、ふざけてやってるってわかってるし。
「えへへ〜♪美香、ありがとね?
あの時美香が、私を押してくれなかったらこうなってなかったもん」
「感謝の気持ちは、これで示してよね〜っ!」
そう言ってお金のジェスチャーをする。
「それにしても!ほんとにあの大賀成海と付き合っちゃうなんてな〜…」
「私もまだ信じられないよー…」
二人して、ぽかーんと宙を見つめる。
「あ!皆もう、知ってたみたいだよね?」
今日、学校に来たときから何人かに聞かれて、噂してるのも耳にした。
「だって大賀成海が言ったんでしょ?優月の前で!」
「いや、そうだけどさー…
こんなにも早く伝わるものなんだな〜って。」