たいむりみっとらぶ [中編]
13日目
「あ!大賀くんだっ♪今日もかっこいいな…」
窓枠からうっとり外を眺めてたら、美香に小突かれた。
「かっこいいな、じゃないよ!付き合ってんじゃないの!?」
「うん!え?何、美香〜そんな顔しちゃって!」
美香は怒った顔をしてる。
「うん、って!こんな顔にもなるよ!」
「なんで?」
私には怒る理由がさっぱりわからない。
「なんでって…!
彼女ならこんなとこで眺めてないで会いに行けばいいし、あんなに周りに女がいるのに…!
優月それでいいわけ!?」
「う…うん…?」
私が頼りなくそう言うと、美香は大きくため息をついた。
ほんとは少し嫌だけど。
美香には頼りっぱなしだし。
「ご、ごめんね?美香。でも、私これでいいから!心配してくれてありがとう。」
にこっと笑ってそう言ったら
「ばか…。なんかあったらすぐ言ってよね!」
って叩かれた。