たいむりみっとらぶ [中編]
「あ…あの…」
やっとのことで搾り出した声。
心臓はバクバクして、今までにないくらい緊張してる私。
「うん!」
やっぱり大賀くんは、こんなの慣れっこみたいですごく余裕有りそう。
私はといえば…
「よ……よろしくお願いします…?」
まともに告白をOKしたことないから、何て返せばいいのかよくわからなくて。
私もずっと好きでした!
なんて、緊張しすぎて言えないし!
大賀くん、なんて言うかな?
と思ってちらっと見てみると。
「くくく…!何で疑問系なわけ?」
そう言って、くすくす笑ってた。
「…あ、ごめんなさいっ!えっと、その…」
これ以上なんて言えばいいんだろう!?
てか、なんでさっき疑問系にしちゃったの、私!
色んなことを後悔して、あたふたしてたら。
「ま、いいよ!それってOKってことだよね?」
大賀くんにそう聞かれて、私は大きく首を振る。
「そっか♪じゃ、よろしくね?志摩ちゃん!」