Strange
「アリスが死んだの。」美月の言葉にハッとした翔は大きく見開いた瞳で美月を見つめた。
「あの日、本当は死ぬのは私のハズだった…。」翔が座った後、藤堂が静かに持ってきてくれた紅茶には誰一人手をつけることなく、冷えきった紅茶の中には三人の顔がそれぞれ映し出されていた。
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