Strange
――「一瞬、何がおきたのかわからなくて、周りの人が大騒ぎしてる中私は立ちすくむ事しかできなかった。」
そこで美月は初めて冷めきった紅茶に口をつけた。
「スローモーションのようにアリスがゆっくりと階段から落ちていく姿を私はただ見ているだけしかできなかった。ハッとしてすぐにかけよったけど、アリスは意識がなくて頭からは血がたくさん流れてた。私は…ショックで意識を手放してしまったの。」
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