Strange
帰宅道、進行先の木の枝にひっかかった風船を見つけて足をとめる。
よく遊園地やデパートで配られているヘリュウム入りの風船。
その糸の先にはよく見ると小さな紙切れがぶら下がっていた。
別に風船に気をとられて足を止めたわけではない。
その下で小さな男の子がなんとかその風船を取れないかとピョンピョン飛び跳ねていたのだ。
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