Strange
“カランコロン”
ドアの開閉にあわせてドアにかけられたベルが鳴る。
「いらっしゃいませ。」店にあった雑誌を読んで暇つぶしをしていた翔は、ベルの音にハッとして反射的に立ち上がる。
「おゃ、今日は可愛らしいお客さんが3人もいるんですねぇ。」
白いスーツのよく似合う老人だった。
微笑んで細くなった視線はとても優しく翔たちを順に眺めていった。
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