Strange
━━あの時想いを伝えた事、僕は後悔していないよ。
あの時のアリスはそよ風にすら折れてしまいそうで恐かった。
支えになりたいって思ったんだ。
抱え込んでいる全てのものを分かち合う事ができれば本当の笑顔が見られるんじゃないかって。
その為には今の想いを伝えなくちゃって…
でもそんなの僕のエゴだったのかな?
一瞬、照れてはにかんだ後にアリスが見せた表情と、涙をこらえるように言った『ごめん』の言葉。
走り去って行ったアリスの後姿が今も僕の胸を締め付けるんだ。


【気づいた想い  END】
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