メダカの教室
大会最終日を迎え、恒例の学校前ミーティングで全日程が終了した。
今日も私と結花と相川先生だけが残った。
《気まずぅ〜汗》
と思いながらも、普段通り3人で話して帰りを待っていた。
すると、学校から先生が1人出てきた。
《あぁ、見たことある。
名前は...咲矢〔サクヤ〕先生だったかな?》
「おっ!咲矢先生〜!」
「あぁ、相川先生。
今帰ったの?」
「そうなんだよ。
大会暑くて大変だったんだよ!なぁ、羚!」
『え?あ、はい!』
「あぁ、羚はキャプテンだもんなぁ。お疲れさん」
『あ、ありがとうございます。』
「俺と咲矢先生は同じ小学校で同じ高校だったんだぞ!」
『へぇ、そうなんですか!』
「でも、俺は相川先生のこと知らなかったけどな」
「うん、実は俺も!」
『え、同い年じゃないんですか?』
「ううん、相川先生の方が上、俺下。」
『えぇ!』
《この会話には尊敬の欠片も感じられないんだけど...》
それから、迎えが来るまで
咲矢先生も含めての会話は続いたのだった。
《面白い人だなぁ》