レンアイ思想

「盗んだ財布だと思った?」



アキラ君の一言で、


ボケーッとしてた私の思考回路が、また動き始めた。




「思ってないよ」



思うわけ無いじゃんよぉ!!




「でも、ちょっと疑ったでしょ」



アキラ君は真相を暴こうとする刑事ドラマ中毒のオバサンの如く、ニヤニヤして私に近づく。




「ははッまさか。私はアキラ君のこと信じてるもんね!」




私は一歩も引き下がらず答えた。



















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