レンアイ思想
「そーやって好きでもない人に「信じてる」なんて言っちゃ駄目だろ。今に悪徳商法に引っかかるよ。」
アキラ君は私に背を向けた。
は・・・
好きでもない人?
私はアキラ君に気がないと思ってるの??
「アキラ君、私アキラ君のことホントに信じてるんだよ!!」
アキラ君の肩をガシッと掴み、こっちを向かせる。
ビックリした顔のアキラ君が私を見つめる。
「私、アキラ君が好きだよ!!好きだから信じてるの!!」
もうヤケクソだ。
「な、何か文句ある?!」