レンアイ思想
駅までの道のりは、終始無言だった。
まさしく南極から北極まで歩いたかのごとく
その沈黙は長く感じられた。
行きとは打って変わって、帰りは心が重い。
となりにいる浜ナス男は、一体今何を考えてるんだろう・・・。
私の気持ちは伝わったの?
私、ちゃんと言ったよね?
流されたけど・・・どうすればいいの?
アキラ君の返事、待ってていいのかなぁ・・・。
私のこと、ホントはどう思ってるんだろう。
ただの、友達?
いや、でもキスしたし!!
友達にはキス、しませんよね?!