レンアイ思想
ガサガサッ
隣でメロンパンの入った紙袋を物色するミノル。
うぁ・・・いいにおいが・・・
そうだ、私もメロンパン買おうと思ったんだ・・・。
そしたら変な男に横入りされて・・・
それで・・・・
私はハッと目を覚ました。
「て、ゆーか!!何なのさっきの!!」
ミノルは驚いてメロンパンを落としそうになった。
「アンタのせいでメロンパン買えなかったじゃん!!私ね、お腹空いてやばかったんだけど!!アンタに邪魔されなければ今頃・・・」
メロンパン一つにムキになっている私を見て、ミノルはまた吹いた。