レンアイ思想

友達の武勇伝


「さむ!!」



ナエがストールをぐるぐる巻きながら言った。



オレンジとピンクの、可愛いストールだ。





季節は秋だ。そろそろ肌寒くなってくる。



「アヤ・・・あんた、寒くないの?」



ナエが心配そうな顔で私を見る。





「・・・は?全然へーキだしっ♪」



私は半そで短パン姿で鳥肌を立てながら言った。



ただのバカである。






「まーぁね、馬鹿は風邪引かないって言うし」




・・・・ごもっとも・・・。




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