レンアイ思想

公園に近づくと、だんだん学ランに身を包んだ高校生が増えてきた。




なるほど、ホントに高校から近いんだ。



下校中の高校生が楽しそうに歩いていた。






私は公園の駐車場に車を停め、ボーっとそれを眺めた。





私にも、高校生時代があったのよね・・・。




思い出すのは、初恋の人に、川辺で告白したこと。




緊張しすぎて、相手を川に突き落としてしまったこと・・・。



青かったなぁ、自分。






コンコンッ




「はっ!!」



私は窓を叩く音で我にかえった。




窓の外には、アキラ君がニコニコして立っている。





私、変な顔してなかったかな・・・。
















< 130 / 166 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop