レンアイ思想
再会
ナエがケータイを見ながらニヤニヤしている。
昨日さぞ、良い事があったのでしょうね・・・。
私はため息をついた。
「ナエ、私の前でそんなに幸せオーラふりまかないでくれる」
私は教科書で顔を覆った。
「なんでぇ~。いいじゃん♪アヤにも幸せ分けてあげてるんだよッ♪」
ナエは相変わらず、ニヤニヤしている。
ん?
ケータイを持つナエの右手に、キラキラ光る物体が・・・
私の視線に気づいたのか、ナエは指をパッと開いてみせた。
「あぁ、コレ・・・服のお礼って、タツヤが・・・」