レンアイ思想

再会


ナエがケータイを見ながらニヤニヤしている。


昨日さぞ、良い事があったのでしょうね・・・。



私はため息をついた。



「ナエ、私の前でそんなに幸せオーラふりまかないでくれる」


私は教科書で顔を覆った。



「なんでぇ~。いいじゃん♪アヤにも幸せ分けてあげてるんだよッ♪」



ナエは相変わらず、ニヤニヤしている。



ん?

ケータイを持つナエの右手に、キラキラ光る物体が・・・


私の視線に気づいたのか、ナエは指をパッと開いてみせた。



「あぁ、コレ・・・服のお礼って、タツヤが・・・」




< 17 / 166 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop