レンアイ思想
アキラ君の目を見ないように、私は黒と白の豚の貯金箱だけを見つめた。
黒と白の豚の貯金箱・・・。
何やら縁起が悪いなぁ・・・。金貯まんの?コレ・・・。
「うーん・・・、白とか、・・・ピンクとかかなぁ♪」
「ピンク」なんて単語で、女の子らしさをアピールしてみる。
「ふーん。・・・ピンクとか、アヤさんらしい。可愛いね」
アキラ君がニコッと笑ったのが分かった。
か、可愛いって・・・
オイオイ、キミは私の心臓を爆発させたいのかぃ?!
アキラ君のその笑顔が、私の心臓の爆破スイッチとつながってるんだって!!
私をコレ以上有頂天に上らせる気かぃ?!えぇ?!