レンアイ思想

「たしかに、こんな数の落し物、持ってけないね・・・。」



私は苦笑いした。



アキラ君も、でしょ?って言って苦笑いした。





そういえば、私のポーチもアキラ君が拾ってくれたんだった・・・。



あの日、アキラ君があの時にポーチを届けてくれなかったら



私達は出会ってなかったんだ・・・。





突然、ドラマチックな考えが私を包んだ。



もう頭の中は、「ラブストーリーは突然に」一色である。



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