歳の差1歳。
隣のあたしをじっと見据えて、足を止めた空。

―…胸の鼓動が、一気に早まった。


深い意味はないかも知れない。
だけど、ねぇ、空。

「う…ん」

……そういうの、期待、しちゃうよ…。



空の隣を歩いてる間、時間はいつよりも早く過ぎていく。

幸せな時間が終わり、あっという間に明日になっての繰り返し。

その夜、夢には空が出てきた。



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