歳の差1歳。
ちょちょちょちょっと!!!
河野くん!!!
せっかく気付かれてなかったのに!

「――え?」

ちらりと空を見れば、目を丸くしてあたしを見ている。

祐樹くんや周りの男子は何が起こってるのかイマイチ分からないらしく、顔を見合わせていた。

「……」

あたしはこれ以上ないってくらい気まずくて、空を直視出来なかった。

何を言うんだろうと。
どんな行動をとるんだろうと。

…不安ばかりが波を立てた。

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