嵐のような君を愛してる
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僕はその日、新宿のと或るホテルの前にいた。
実はBK(と弟)の父母が日本に来ているのだ。
(仕事で日本と取引があるそうで、ちょくちょく来日する)
僕はBKに頼まれて先日アリスと買いに行った『いかがわしいグッズ』を届けに来た。
(アリスは「そんなもの両親に預けて大丈夫?」と心配していたが、まぁ開封しなければバレないだろう。何せBKが「大丈夫」というのだから・・・)
そして僕にはもう1つのミッションがある。
僕は手の平に乗せた包みを見てグッと士気を高める。
アリスからの預かり物だ。
中身は『口紅』。
ただの口紅ではない。
以前にBKの母が探していたもので、メーカーも売っていたお店もわからないのにアリスが歩き回ってやっとみつけてきたものなのだ。
僕はこの口紅の包みに手紙を添えた。
(もちろんタイ語で。)
「これはアリスがお母さんのために一生懸命探して買ってきたものです。」
ホテルのロビーに入る。
フロントで呼び出してもらうと、なんと外出中・・・。
なんだよ・・・。
一気にテンションが下がる。
仕方がないのでBKの父がフロントに預けておいてくれたBKからのお土産(マーマーというタイのカップ麺)を受け取り、かわりに『いかがわしいグッズ』と『アリスの口紅』を預ける。
ついでに僕の携帯番号も預けておいた。
何か不完全燃焼だな。
その夜、BKの父から電話がかかってきた。
実はBK(と弟)の父母が日本に来ているのだ。
(仕事で日本と取引があるそうで、ちょくちょく来日する)
僕はBKに頼まれて先日アリスと買いに行った『いかがわしいグッズ』を届けに来た。
(アリスは「そんなもの両親に預けて大丈夫?」と心配していたが、まぁ開封しなければバレないだろう。何せBKが「大丈夫」というのだから・・・)
そして僕にはもう1つのミッションがある。
僕は手の平に乗せた包みを見てグッと士気を高める。
アリスからの預かり物だ。
中身は『口紅』。
ただの口紅ではない。
以前にBKの母が探していたもので、メーカーも売っていたお店もわからないのにアリスが歩き回ってやっとみつけてきたものなのだ。
僕はこの口紅の包みに手紙を添えた。
(もちろんタイ語で。)
「これはアリスがお母さんのために一生懸命探して買ってきたものです。」
ホテルのロビーに入る。
フロントで呼び出してもらうと、なんと外出中・・・。
なんだよ・・・。
一気にテンションが下がる。
仕方がないのでBKの父がフロントに預けておいてくれたBKからのお土産(マーマーというタイのカップ麺)を受け取り、かわりに『いかがわしいグッズ』と『アリスの口紅』を預ける。
ついでに僕の携帯番号も預けておいた。
何か不完全燃焼だな。
その夜、BKの父から電話がかかってきた。