嵐のような君を愛してる
彼女からの第一回目のメールの内容は散々だった。


「在庫の確保と発送の手順が曖昧です。そして何よりwebサイトが怪しすぎます。こんなのでは日本で通用しません。」


そうだよね(;^_^
納得してしまう指摘ばかりだった(笑)


そして、数回のメールの後「メールでは埒があかないので、電話できますか?」という申し出があった。


僕は約8年日本にいる…が、やはり日本語は難しくって会話が得に苦手なのだ…。
(文章でも未だに「は」「を」「に」「が」「の」の区別はわからない)


はっきり言って、電話なんて親しい人でも何度も聞き返えされる上に最終的に通じてないことが多い。


「僕の声、聞き取りにくいよ?」

そう断りを入れたうえで話してみることにした。


僕も本当は誰かと電話したい気分だったのだ。
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