あいらぶゆー2
明日か…。まぁ仕事の後は、どうせこれといって用事もない。


舞の様子も気になるし…行ってみるか。何かややこしい話になるようなら帰ればいいし。


時間が時間だし、舞には明日返信する事にした。


カラオケ店の周りは若者や、何件も呑み屋をハシゴしてそうな輩がウロウロしていた。


昔は、いつまでもチカチカとついたままのこのネオンや、賑やかさが好きだった。


仲間と朝方まで遊んだり、意味のない話をダラダラと喋っていたり…。


この場に身を投じていれば、自分自身と向き合わずにいられてラクだった。


何故か、今は…逆で。


いつの頃からか、こういう場所にいると、余計に孤独を感じるようになっていた。
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