あいらぶゆー2
ま…傷心に浸っても仕方ねぇし。


どっか女の所でも行くかなぁ。


携帯の電話帳を見て、適当なのを探してみる。


こんな時間に連絡しても、怒らねぇ奴…か。


何人か思いつくけど、本人たちが、まず一人じゃなさそうだ。


邪魔すんのも何だしな…。ま、今日は大人しく帰りますか。


諦めて、携帯を助手席に投げる。


オレの頭の中からは、…亜沙美の事はすっかり抜けていた。


静かに車を走らせ、オレは自宅へと向かった。





< 122 / 582 >

この作品をシェア

pagetop