あいらぶゆー2
「こんな時間に…制服のままで何やってんだよ、てめぇ」


オレが腕を掴むと、亜沙美は顔を歪ませた。


「愛斗、痛いよっ…」


「あ…悪い」


思わず手加減するのも忘れて、オレは亜沙美の腕をねじ上げていた。


慌てて手を離すと、亜沙美は恨めしそうな顔で、オレを睨む。


「…何で、連絡くれたの?」


「連絡?あぁ…」


今日の事…。亜沙美には話してないのって、嬉しそうに話す…亜沙美の母さんの顔が浮かぶ。


…オレが言うべき話じゃねぇよな。最初で最後の会かも知んねぇし。


「いや…ちょっと声が聞きたくなって…」


いつも、他の女に言う感覚で、思わず口が滑る。


マズい…と思った時には…遅かった。


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