あいらぶゆー2
「ほ…本当に!?珍しいね、愛斗が私にそんな事言ってくれるなんて…」


亜沙美はオレをじっと見上げると、目を潤ませた。


「いや…そうでも、ねぇな。ただ、ヒマだったから連絡した」


慌てて訂正するも、既に時遅し。


「愛斗、それでも嬉しいな。…ね、今からどこか行く?」


「行くかよ。オレは帰ってるトコなの。ホラ送るから、乗れ」


亜沙美を車に誘導し、助手席に乗せる。


…勘違いさせちまったかな。亜沙美はかわいいけど、そういうのとはまた別で。


エンジンをかけると、亜沙美がオレの腕に手をかけた。
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