あいらぶゆー2
「愛斗…お願い。…泊めて」


…停めて?


車は停まってるのに、何を言い出したのかと頭が混同する。


とめてって…


「お願い…愛斗の家に、泊めてよ」


「はぁっ!?オマエなぁ…欲情してんなよっ」


焦りと戸惑いで、亜沙美の言葉を笑い飛ばす。


冗談だと思ったら…コイツは本気だった。


「欲情って…違うから!勘違いしないでよねっ。


こんな時間に…家に帰ったらお父さんに叱られるもん。だったら、帰らない方が友達に泊めてもらったって説明つく」


…本気かよ。


いや、それはマズいだろ。いくら何でも。


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