あいらぶゆー2
顔が赤くなるのを必死で隠そうと、大判ハンカチを顔にあててごまかした。


「…みう!もう来てたんだ?」


相変わらず爽やかな笑顔は、年月が経っても健在だった。


「うん!…遅刻しちゃいけないと思って」


「ははっ。みう、遅刻の常習犯だもんな?亜沙美が学校の手伝いに行ってた日も遅刻したんだってな」


優羽吾くんは、そう言うと私を見て微笑んだ。


「もう~、それは言わないでよね」
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